新作『いと』

2020年07月17日

短編小説『いと』が図書館に加わりました。

らくしゅみまやこんの図書館にはまだまだ本が足りませんね(笑)

この『いと』は、参考書系(ヨガなどの本)とは違って小説になりますが、なかなかどうして。

奥が深い物語なんですよ。

モチーフは、芥川龍之介さんの『蜘蛛の糸』です。

個人的に続けているブログにもちょっとだけご紹介したのですが、ずっと蜘蛛の糸については考えてきました。

何故なんだろうな…

考えてきました。それは、ふとしたときとかのことで、ずっとと言って毎日、四六時中というわけではありませんが。

それはそうと、皆さんは四六時中と言ってもいいぐらい、何か(誰か)を想ったことはおありですか?

もしそうならば、それは『本当』なので、どうぞ大切になさってくださいね。『本当』であればあるほど、何度も試練のようなものが訪れるかもしれません。

もうだめだってこと、何度も何度も。

でも、『本当』だからこその『試練』。

試されて、練られて

そこから本当を引っ張り出されているのですから。

誰かにとってどうでもよいことでも、あなたにとってそうならば。

それでいいのですよね。


話しが逸れてしまいました。

ああそうでした。蜘蛛の糸。

蜘蛛が可哀想だな、って思っていたのです。

蜘蛛が垂らした糸に、そんなに群がってくるなんて。

たったひとりを、そのひとりが以前蜘蛛を助けたからこそのカンダタのための糸に、それこそ無数の罪人がぶら下がる図。

それを知って、この糸は己(おれ)のものだぞ!と独り占めしようとした瞬間、カンダタのぶら下がっているところからぷつりと糸が切れる。

さて、何方が悪いのでしょう。

カンダタ?無数の罪人たち?糸?神様?仏様?

その前に、蜘蛛の糸だけれど、蜘蛛が直接垂らしたわけではありません。皆さんはもうご存じでしょうけれど、私は昔にさーっと読んだだけの蜘蛛の糸は、お釈迦様ではなくて、蜘蛛が直接糸を垂らしていると思い込んでしまっていたのでした。(笑)


その蜘蛛の糸が、また天から垂れてきた。

そこから始まるこの物語。

是非、お読みいただけたら嬉しいです。


らくしゅみまやこんより

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